濃厚ポリマーブラシのレジリエンシー強化とトライボロジー応用


 物質・エネルギーの生産・輸送・消費において、現行プロセスの大半が様々な「ロス」を含んでおり、 最終利用効率は10%を下回っています。本ACCEL研究では、特にメカニカルロス(非生産的エネルギー消費である余剰熱除去や限定的な材料寿命など)の 削減に挑戦します。これらのイノベーションを実現するためには革新材料を用いた新概念が必要であり、先導する「先端的な学際融合研究開発」、 ならびに、得られた成果を社会実装するための「実効的な産学連携」の推進がが求められます。 具体的には、「濃厚ポリマーブラシ」(CPB)の柔軟性と超低摩擦性に由来する強靱さ(レジリエンシー)を活用した革新的 「ソフト&レジリエント・トライボ(SRT)システム」を開発し、人間社会を支える様々な機械製品の成熟技術に対して、 飛躍的な性能向上を実現する新技術を提供したいと考えています。

研究代表者 辻井 敬亘 京都大学 化学研究所 教授

プログラムマネージャー 松川 公洋 科学技術振興機構 ACCEL プログラムマネージャー

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ACCELとは


 戦略的創造研究推進事業(CREST・さきがけ・ERATOなど)で創出された世界をリードする顕著な研究成果のうち有望なものの、 すぐには企業などではリスクの判断が困難な成果を抽出し、プログラムマネージャー(PM)のイノベーション指向の研究開発マネジメントにより、 技術的成立性の証明・提示(Proof of Concept:POC)および適切な権利化を推進することで、企業やベンチャー、他事業などに研究開発の流れを つなげることを目指します。

本プロジェクトの経緯と目標


 CRESTでは、高弾性・超低摩擦性・生体適合性などの優れた性質を持つCPBの高度階層化を実現しました。さらに、 表面形成技術の革新による飛躍的な厚膜化の実現およびマクロな系での優れたトライボロジー特性の実証により、実用機械システムへの応用の 可能性を示しました。
 ACCELでは、機械の可動部を構成する軸受やシールなどの機械要素の表面に濃厚ポリマーブラシを適用することで、 従来技術では困難だった強靱性(レジリエンシー)と低摩擦性の両立を実現し、機械製品の長寿命化と省エネ化を目指します。

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